寺 田 屋 

戻る

    寺田屋は慶長2年(1597)現在の京橋界隈に開いた船宿が始まりで、維新当時はこの地は大変賑わったそうである。

薩摩藩の定宿に指定されていて西国雄藩の志士等の京へ赴く足だまりになっていた。文久2年(1862)4月倒幕の挙兵を決行しようと薩摩藩急進派等がここに集結、これを知った薩摩藩主父島津久光がやめさせようと鎮撫使を派遣したが物別れに終わり斬合いとなった。

慶応2年(1866)1月坂本龍馬が泊まっていたとき幕吏の襲撃を受け負傷しながらも脱出できた事件はよく知られている。

幕末の事件では、元治元年(1864)三条大橋近くの旅館池田屋に潜伏していた尊王攘夷派志士を、新選組が襲撃したことも有名である。