天長年間(824〜834)、弘法大師がこの地に草庵を結んだのが始まりである。 皇室の深い帰依もあって仁治3年(1242)四条天皇がここに葬られて以来皇室の菩提所として篤い信仰を集めている。 大門から参道を下った所にある仏殿は寛文8年(1668)徳川四代将軍家綱によって再建された。 舎利殿は釈迦の仏牙舎利を奉安する霊殿で慶長年間に京都御所の建物を移築改装したもので、仏殿と同時代にここへ移されたもの。 御座所は以前にあった霊明殿が焼けたあと霊明殿の再建と併行して京都御所内にある皇后宮の御里御殿(文化15年1818造営)を移築したものである。 |