妙心寺 雲龍図
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妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山として周囲に四十余の塔頭を擁し、既に拝観した大法院、退蔵寺も含まれる。あの竜安寺もそうだと知って驚いた。

花園法皇の離宮を禅寺に改めたことが起源、建武4年(1337)。

この天井画は狩野探幽の作で八方睨みの龍といわれ、どの方向から見ても鋭い眼光に立ちすくむほどだった。

大方丈は江戸時代の建立で、仏事行事を勤める和尚さんの控えの間、食事の場である。

法堂も同時代のものでいわば多目的ホールとか。片隅に国宝で日本最古の梵鐘が置かれている。吉田兼好の「徒然草」にも登場するという。