宝塔寺 多宝塔
宝塔寺はその前身極楽寺が源氏物語第33帖「藤裏葉」に登場するほどの古刹である。
極楽寺は藤原基経が発願し建立された。
この多宝塔は重文、室町初期の建造物である。京都市内では最古の多宝塔。
屋根は行基葺で有名。行基葺とは丸瓦を重ねあわせる際に一方の端を他の端より太くして重ねていく方法をいう。
仁王門は宝永8年(1711)再建された。
本堂は慶長13年(1608)の建立で入母屋造、釈迦如来を安置している。